福岡県糟屋郡／平田様／2012.10完成
デザイン関係の職場で働く平日さんが選んだ住まいは、実家からほど近いマンションでした。「リノベーションをするのを前提に物件を探していたんです。ゆとリのあるベランダ、十分な間取リが決め手になリました。やや郊外ということもあリ、価格も予算内に収まリました」と平田さん。リノベーションはトントン拍子に進み、工事開始からわずか1カ月ほどで新しいイエが完成しました。
広く、開放的なイエにするため、色目は白を基調に統一し、余剰となりそうな収納スペースを削りました。十分な広さのリビングを確保するため、エアコンの位置を動かし、3LDKを2LDKへ。天井に梁がなかったことも幸いし、2部屋だったのが嘘のよう一つの空間に仕上がっています。リビングにはもう間もなく新しいテーブルが運び込まれます。「少しずつ、楽しみながら家具も増やしていきたいですね」と平田さんは目尻を下げます。
空間を客観的に見て、必要なものを生み出し、演出する。このイエにはデザイナーである平田さんの思いとセンスがギュッと詰まっています。天井から床まで真っすぐにのびたブラインド、天井に取り付けられたレールに整然と並ぶスポットライト、宙に浮いているかのような観葉植物のディスプレイ、そして、玄関の足下を立体的に浮かび上がらせる間接照明。美術館を紡彿させる雰囲気があリます。ドアの取っ手、通気口など、ディテールからも平田さんのセンスがうかがえます。「完成後、初めてイエに入ったときは想像以上の出来で、感激しました」と奥様も仕上がリに大満足。「これからスピーカーを揃えて、DVD鑑賞を楽しみたい」と平田さんは少年のように目を輝かせて語ってくれました。
「勤務先がSAI建築社さんにお世話になっていて、真っ先に頭に浮かびました。センスの良さ、安心感が決め手ですね。おかげさまで満足のいくイエが完成しました」
平田様より
