暮らしを快適にするイエづくり

白を基調にした清潔感のある空間。LDKと和室がシームレスにつながっているため、毎日の掃除の負担も軽減されました。

Mさんご家族のイエがあるのは福岡市南区の住宅街。この場所は元々、ご両親が車庫や倉庫を置いていた土地でした。「両親の土地だけではイエを建てるのに十分ではなかったのですが、ちょうどその隣の土地が空いたんです」。お子様の誕生とも重なり、ご夫婦の間でイエを建てようという話にまとまりました。 ＳＡＩ建築社との出会いは、Mさんの仕事のつながりでした。福岡を拠点に飲食業を展開する企業で新店舗の立ち上げに携わっているMさん。その仕事の中でＳＡＩ建築社と巡り会います。「何より丁寧で安心感がありました。自分のイエを建てるならお願いしたいと思っていたので、すんなり決まりましたね」。イエづくりのための打ち合わせでは、その提案力に驚いたとMさんは振り返ります。「こういうイエにしたいという考えを伝えた上で叩き台となる図面を出していただいたんですが、最初の段階で３案も提案していただき、感激しました。そこから１つを選び、さらにブラッシュアップさせていく過程においても、親身になったアドバイスが何度もあり、心から安心できました」。 イエづくりにおいて重視したのが暮らしやすさ。日々を快適に過ごせるようなご夫婦のアイデアがイエの随所にちりばめてあります。玄関はウォークインシューズクロークが備えてあり、すっきりとした印象。その玄関の先にあるＬＤＫはおよそ20畳あり、将来的にお子様の宿題などにも利用できる多目的デスクを備えていながらも、広々とした空間に仕上がっています。例えば、キッチンは開放感を損なわないために吊り戸棚は取り入れず、ＬＤＫと併設する和室も２面の引き戸を開くとワンフロアのような一体感が出るようにするといった細やかな配慮もポイントです。「キッチンに立つと部屋中が見渡せる造りにしてほしいという希望も実現し、満足しています」と奥様も笑顔を見せました。

シューズクロークがあることで玄関周りはすっきり。

家族全員で活用できる、リビングに備えた作り付けの多目的デスク。

キッチン側から見たリビング。テレビの横に備えられた階段下スペースを活用した収納は、急な来客の際の片付けにも大活躍します。

2階のランドリールーム。すぐとなりがバルコニーなので、洗濯からの一連の作業が全てこの1部屋で完結。

Mさんがイエづくりにおいて最も時間を掛けて思考を重ねたのが洗濯の動線です。「妻の負担を減らしたいという思いがあり、家事をなるべく手伝うようにしているのですが、以前住んでいたイエではその動線に無駄が多く、絶対に改善したいと思っていたんです」と力を込めるMさん。そこで、洗濯する、干す、取り入れる、アイロンをかけるという一連の流れをスムーズにこなせる５.５畳の洗濯室を２階に設けました。バルコニーが利用できない雨の日にも室内干しできる十分な広さを確保した贅沢な造りで、洋服のみならず、布団を干す際にも力を発揮。この一室のおかげで、洗濯におけるストレスは一切なくなりました。このイエで暮らし始めておよそ半年。白を基調にした室内はすっかり馴染み、Mさんは動線によって生まれた快適な暮らしを日々、実感しているそうです。「イエと店舗で大きく異なるのが〝生活〟の有無。元々のデザイン性の高さを土台に、私たち夫婦の暮らしに合わせたイエづくりができ、心から満足です」。

LDKとワンフロアのような一体感ある和室。２面の引き戸で個室にもすぐできます。

飲食業に携わるMさんの要望でガスコンロを導入。奥にはしっかり収納できるパントリーがあります。

部屋同様、洗面台も余計な物が目に入らないようスッキリと収納。

「今回はリビング、洗濯室など、必要な場所に可能な限り広さを割くように間取りも工夫してもらったので日々の暮らしは快適です。実感しているのは断熱効果。テクノストラクチャーの安全性も頼もしく、以前より広くなったのに、電気代が安くなっていたのには驚きました」M様より

ご実家の横での計画でしたので、とてもスムーズにお仕事をさせて頂きました。この度は、第一子のご誕生とイエの完成が同じ年となりました。お子様の成長と共にイエも歴史を重ね、折々の記念写真に一緒に収まっていくのだなと考えると感慨深く思います。これからも末永く宜しくお願い致します。