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焼き鳥を片手にゆるりと過ごす時間。

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カウンターの背後に用意されたテーブル席は全2卓。テーブルからでも厨房の様子が見え、カウンターの醍醐味を体感できます

清潔感溢れる厨房。ダクトによって臭いを気にせず焼鳥が味わえます。

客の心を掴む 魅せるカウンター

地下鉄中洲川端駅から徒歩3分。駅から海側へと向かうとビルの2階に「みゆき庵」があります。ファサードは余計な装飾を極力排除。そこはかとなく上品な格式の高さを印象付けます。ただ、この店を訪れる多くのお客様が口々に「料理はどれも質が高いのに、価格は全然高くない」と絶賛。今年1月のオープン以来、すでに多くの常連客を獲得し、その心を掴んでいます。

店内もまた、その外観の印象そのままのすっきりした空間です。最も目を引き、店のウリとなっているのがカウンター。
「カウンターは店の舞台となる場所ですから、その演出にも気を配っています。調理、そして盛り付け、それらも含めてすべてが店の武器であり、魅力になる。そのため、あえて手元を見せるような距離感と演出を施しているんです」と話す料理長。

お客様と厨房との間になるべく物を置かず、切る、焼く、盛る、といった調理の過程における所作を美しく、スマートに見せます。また、「臭いが気になる」というお客様にも配慮し、強力なダクトを設置。カウンターの居心地の良さを追求します。カウンターと同じく、厨房の様子が眺めつつ、食事が楽しめるテーブル席は、その卓の幅、奥行きを微調整。「テーブルは第2のカウンターという位置付けです。テーブルでも臨場感を伝えられればと思っています」と料理長は言葉に力を込めました。カウンターを起点とし、店の左右に設けられた2つの個室はプライベート感を重要視。片方は半個室ながら、完全に卓一つを囲む空間で、もう一方は戸によって完全に空間を遮断できるテーブル2つが用意された空間です。シチュエーションに応じて使い分けできます。
 

選び抜いた食材を確か技で引き立てる

厨房の中においても洗練された空間を醸し出すため、木の素材の収納棚を採用。

コンロの前にはステンレス素材でなくベージュのキッチンプレートを取り入れています。また、空間をすっきりと見せるため、ダクトの位置をぎりぎりまで上にあげているのもポイントです。料理長は飲食業に足を踏み入れて20年以上。中でも、焼肉、焼鳥といった肉に関する知識、経験は豊富です。焼鳥をメインに据える「みゆき庵」においても、そのキャリアを遺憾なく発揮しています。丸鶏で仕入れ、さばくという焼鳥は焼きの工程、味付けはもちろん、土台になる下処理にも妥協なし。加えて鮮度のいい朝挽き鳥を使うなど、素材も厳選。コースは4300円から、料理長のおまかせ焼鳥串の盛り合わせは2000円から堪能できます。
 

 

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