ライフスタイルマガジン

vol.

#コラム

SAIKURU Vol.173 「包容力のあるイエが 暮らしと気持ちに ゆとりをもたらす。」

TOPページWEBMAGAZINE SAIKURUSAIKURU Vol.173 「包容力のあるイエが 暮らしと気持ちに ゆとりをもたらす。」

SAI建築社が提案する
暮らしと住まいの新しいサイクル
と題して定期的にお届けしている
WEBマガジン「SAIKURU」

2023年4月よりWEBマガジンとして
リニューアルいたしました。

ぜひご一読下さいませ。

 

Case 173
【福岡市・今津】2021年12月完成

 

包容力のあるイエが暮らしと
気持ちにゆとりをもたらす。

多くの人にとって福岡県で人気のベイエリアと聞かれて真っ先に頭に頭に浮かぶのはやはり糸島ではないでしょうか。

海だけでなく、山にも近い糸島エリアは自然豊かで、暮らしやすさは抜群です。

そんな糸島エリアで最も福岡の都心に近いのが福岡市西区今津。市内へのアクセスは良好で、それでいて程よい都心との距離感が、日々の暮らしを穏やかにしてくれます。

今回はそんな今津に暮らすHさんご家族のお話。奥様のご実家が同区にあったことから、昔から土地勘があり、思い入れがあったのだそう。タイミングよく、ご希望の土地が見つかり、Hさんたちの理想のイエづくりが動き出しました。

海の近くに建つ、理想のマイハウス。イエができるまでの思い出を奥様に振り返っていただきました。

 


 

広く、明るく、
そして過ごしやすく。

──家づくりのきっかけを教えてください

結婚してしばらくの間は賃貸のアパートに暮らしていました。ただ、子供も生まれ、生活のスタイルもがらりと変わる中で、自然に家を建てようという話になったんです。

探し出して、本当にタイミングよく、理想的な土地が見つかったんですよ。広さと値段のバランスが良くって。私の実家に近い点も助かりますし。


──奥様の地元だったんですね。

そうなんです。だから土地勘もあるし、治安もある程度わかるので、ここなら安心かな、と。あとはそういう難しい話を抜きにしても、私も夫も海をはじめとした自然が大好きで、せっかくだったら自然の近くで暮らしていたいなというのもありますね。

このイエが建っている土地は、海の近くではあるんですけど、雑木林があったり、一直線に海までは行けない地域です。少し歩けば、海がある。海が近くに感じられる。それで十分だなと思いました。
波の音、あとは船の汽笛も聞こえますしね。すごく気持ちがいいです。

もちろん、海の近くは良いことばかりではなくって。塩害もそうですが、松林の松がもたらす花粉が想定外でした。だから空気清浄機はフル稼働です! あんまり窓開けないように、気をつけていますね。

 

 

──SAI建築社を決めたきっかけは。

カタログで資料請求して、いろいろ比較してみました。やっぱりSAIさんのデザインがすごく好みと合うんですよね。感覚が合うというか。

すごくストレートにいうと、オシャレなんですよ。テクノストラクチャーを取り入れていることで、断熱に強かったり、構造的に安心感が持てたり、その上で自由度が生まれていたり、そういう点も含めて良いなと思えました。
海の近くでの暮らしということで、構造の安全面はちょっと意識しましたね。万が一、津波があったらある程度、頑丈さがないと耐えられないでしょうし。
 

──イエのコンセプトは。

第一に吹き抜けを作りたいという希望がありました。「広く、明るく」は常に意識していましたね。SAIさんの場合、広い間取りを考えた時にも、その広い空間に余計な柱を入れなくて良いですから。

他の住宅メーカーだと、広くするならどうしても柱をどこかに入れないといけないという制約が出てしまうところを、SAIさんではとことん自由に考えることができました。



あとは、実際の暮らしを想定し、とにかく過ごしやすさを第一に考えました。例えば、作った料理をそのまますぐに食卓に並べたいし、食べ終わった食器をすぐにシンクに入れてテーブルの上をすっきりさせたかったんです。

だから、このキッチンからダイニングテーブルへの一直線の流れは私的には一番のこだわりですね。一直線にするからこそ、統一感が出るよう、サイズをしっかり計算した上で、家具はほぼ新調しました。




 

──過ごしやすさを追求したイエなんですね。

動線でいうと、洗濯の流れもじっくり考えました。アレルギー体質なので、先ほどの話にも出てきた花粉もそうですし、黄砂、PMもあるので、外干しを絶対にしたくなくって。

また、共働きなので、仕事で出ている時に洗濯物が雨に降られたりするかもしれないと思うと、安心できません。夜に干して、そのまま朝には乾くというのが理想的だったので、ランドリールームは必ず設けたいと思っていました。


──イエづくりで試行錯誤した箇所はありますか?

玄関辺りでしょうか。玄関の空間の使い方にはすごく悩みました。玄関を入ってすぐの場所に本当はシューズクローゼットを作りたかったんですが、それだと予算に収まらないかもしれなかったので、取りやめて。

ただ、そうやってコンパクトにした結果、玄関周りの空間自体が窮屈になってしまうのは避けたかったので、リビングと玄関との境界にフィックス窓を取り入れてもらいました。

このガラス窓が一つあるだけで、開放感が段違いです。例えばここが壁だったら、きっと圧迫感があったと思うので、とことん試行錯誤して良かったなと思っています。





 

イエと気持ちに
ゆとりを添えて。

──今のイエになって暮らしは変わりましたか?

以前からインテリア、雑貨、植物が大好きで。特に賃貸だと思うように置けない植物は、以前よりも好きな気持ちに拍車が掛かりましたね。ですから、お花や植物をいろんなところに置きすぎてしまっているかもしれません。

わかっていても、やっぱり好きなものに囲まれて暮らすと、とても幸せな気持ちになりますから、まあ、良いかなと思っています。

最近では近くに廃材ショップを見つけてお買い物をしたり、ちょっとドライブで長崎方面に繰り出して波佐見で器やフラワーベースになるようなアイテムを見つけてきたり、以前よりも行動範囲も広くなったかもしれませんね。

あと、例えば花を飾る時にも、お気に入りのイエだとディスプレイのアイデアが不思議とたくさん湧いてくるんです。

中には予想以上に大きく育ちすぎてしまって、そろそろ置き場所を変えようかなという植物もあるんですが、そんな模様替えを考えながら暮らすことに、とても充実感をおぼえますね。



キッチンに関してはインテリア、雑貨だけでなく、器も大好きでコツコツとお気に入りを集めています。そのあたりの収納についてもスペースがたっぷりと確保してあるので収集にもゆとりができましたね。

とはいえ、主人にはちょっと収納は少ないみたいでした。ただ、多すぎてもどんどん増えてしまいそうなので、ちょうど良いかなと思っています。


──ちなみにご主人も趣味が増えていますか。

いえ、主人は以前から筋トレが趣味で、その道具が結構場所を取るんですが、それらは外に置いてもらっています。以前はちょっと体を使う仕事だったので鍛えていたんですが、その仕事を離れた今も、筋肉を維持しておきたいみたいで。

外で思う存分、筋トレできるのもすごく気持ちが良いみたいですね。私には全く理解できません(笑)

夫婦それぞれで働いているので、平日はなかなかイエでゆっくりコーヒー飲むといったことはできないのですが、晴れた日に差し込む朝日だったり、ちょっとした出来事に家族全員、癒しをもらっていますよ。




 
──このイエでの暮らしも2年が過ぎました。



ようやくこのイエでの暮らしにも慣れてきたので、そろそろ庭をどうにかしたいなと思っています。元々の土地が少し広めだったので、ゆとりのある庭が作れたんです。最初は畑でもしようかなと夫と話していたんですが、日々の生活の中で、意外とそんな時間がなくって。

今のところ、庭の一角をタイル敷にして、そこで気軽にバーベキューができるようにしています。お庭でのプール遊びも目一杯満喫できました。空いたところには、これからちょっとした遊具を置いても良さそうですし、植物を植えても良いかなと思っています。





 
これから先もずっと長く暮らすからこそ、未完成を完成に近づけていくという楽しみがあると思うんです。家族でマイペースに楽しんでいきたいですね。

 

House Producer

設計監理部 愛甲 達

設計の際に大切なコンセプトを持たれていたことに深く感銘を受けました。ご主人の願いである家族の絆を感じられる空間や、奥様の家事への真摯な思い、そして子供や友人との楽しい時間を過ごせる場所、それらの思いを考慮して家づくりを進めました。お引渡しから2年が経った今も、お話から生活の喜びが伝わって来ることを嬉しく思っております。

 

今回取材させていただいた
H様邸写真は
実例ギャラリーにてご覧いただけます。
こちらをタップ

 

前号 vol.172をご覧いただくには
こちらをタップ

 

フリーペーパー版「SAIKURU」は
WEBマガジンでさらに進化!!

 
いつも弊社発行のフリーペーパー「SAIKURU」をご覧いただき誠にありがとうございます。2009年春に創刊した「SAIKURU」2023年の春で丸14年となりました。

スマートフォンやタブレットなどの利用も増え、情報の取得方法の変化にあわせ、今後のフリ ーペーパー版「SAIKURU」は168号で発行を終了し、前号169号よりWEBマガジン「SAIKURU」として、弊社のホームページにて引き続き公開していきます。


WEBマガジン化にあわせ
SAI建築社の「LINE公式アカウント」を
公開いたしました。


WEBマガジン「SAIKURU」の発行のお知らせや、新しい施工写真などの公開のお知らせがすぐ皆様に届くよう、「LINE公式アカウント」も公開しました。ぜひご登録をよろしくお願いい たします。

友だち追加

 


お問い合わせは
こちらをタップ

株式会社SAI建築社
・フリーダイヤル:
 0120-313148
(サイサイシアワセ)
・Tel :092-874-7385
・Fax:092-874-7386

 

資料請求は
いつでも気軽に!
こちらをタップ

 

 

ラーメンライター山田がススメる
今月の一杯

長崎ちゃんぽん 旬 【福岡市・吉塚】


間違いなしの
ちゃんぽん3本柱!

ヌードルライターとして活動していると、誰に聞くわけでもないのに、自然と美味しい情報が巡ってきます。本当にありがたい限りです。そんな中、最近、メガヒットしたのが、吉塚駅から歩いて6分くらいの路地裏に店を構える「長崎ちゃんぽん 旬」です。



以前は中華料理のお店だったそうですが、数年前にちゃんぽん専門店として生まれ変わりました。現在はちゃんぽんを軸に少数の点心メニューだけを置くのみ。この潔さ。すでに美味しさは約束されたようなものでした。

そのちゃんぽん。初来店なら大いに頭を悩ませることになるでしょう。だって3種類もあるんですから。基本は鶏ガラのみで出汁を引いた王道の「ちゃんぽん」。そしてそのちゃんぽんをベースにピリ辛の麻辣醬(マーラージャン)を盛りつけた「麻辣ちゃんぽん」、最後に貝柱を軸にした魚介出汁の旨味が冴え渡る自家製のXO醬を盛りつけた「XOちゃんぽん」が揃います。



個人的に気に入ったのが、「麻辣ちゃんぽん」です。基本のスープがおいしいからこそ、麻辣のシビ辛が冴え渡る傑作。麺も太麺で食べごたえがあり、もちろん、具沢山。食べごたえ満点です。



シュウマイや小籠包、春巻きなどが揃う点心メニューの中からは水餃子を推したい。肉の旨味が凝縮していて、小籠包を彷彿させるほどの肉汁が溢れ出し、大満足間違い無しです。



元々が中華料理専門店だけあり、基本がしっかりしている点に、頼もしさを感じる実力店。次回の来店時は「XOちゃんぽん」にしようかな。
 


【住所】福岡市博多区吉塚1-22-34
【電話】050-5597-1830
【営業】11:00〜14:00(13:45LO) 
【店休】水曜、第1・3日曜
【P】なし

※コロナ禍で営業時間、定休日に変更がある場合があります。




山田祐一郎(KIJI ヌードルライター)

1978年生まれ。2003年よりライターとしてのキャリアをスタート。現在は日本で唯一(本人調べ)のヌードルライターとして、雑誌、ウェブマガジン、書籍などの原稿執筆に携わる。毎日新聞での麺コラムつるつる道をゆく」をはじめ、連載多数。webマガジン「その一杯が食べたくて」は1日最高13,000アクセスを記録したことも。著書「うどんのはなし 福岡」「ヌードルライター秘蔵の一杯 福岡」。2017年スマホアプリ KIJI NOODLE SEARCHをリリース。未知なる麺との出会いを求め、近年では国内のみならず海外にも足を運ぶ。2019年より製麺所を営んでいた父の跡を継ぎ、「山田製麺」の代表に。執筆活動と並行し、製麺にも取り組む。

 


 

4コマ漫画
レッツゴーサイクル


ラブラドール犬のサイクルと建築士のケンちゃんが
繰り広げる微笑ましい暮らしぶりをお楽しみください。

【Kanac 】プロフィール
イラストレーター。Web漫画を描いたりwebサイトを作ったりしています。
Instagramはこちらをタップ

WEB MAGAZINE SAIKURU