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SAIKURU Vol.177 「海が眼前に広がる抜群の眺めを 最大限に生かしたイエに」

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SAI建築社が提案する
暮らしと住まいの新しいサイクル
と題して定期的にお届けしている
WEBマガジン「SAIKURU」

2023年4月よりWEBマガジンとして
リニューアルいたしました。

 

海が眼前に広がる抜群の眺めを
最大限に生かしたイエに


Case 177
【福岡県・糸島市】2022年10月完成


どこで生活するか。生活様式が年々変化する現代において、暮らす場所は、その人の思想がダイレクトに表現されるように思います。今回の舞台は福岡県・糸島エリア。Nさんご夫妻が選んだのは海が目の前に広がる土地でした。

以前は福岡市・南区で暮らしていたというNさんご夫妻。生活スタイルをガラリと変える決断の後押しをしたのは、まさにその美しい海、そして広大な自然です。ちょうど1年前に終えたイエづくりの思い出を、ご夫婦に振り返っていただきました。
 


 

海のことを知り尽くした
建築会社にイエづくりを任せたい


———イエづくりのきっかけは。

ご主人「元々、賃貸のマンションに住んでいたんです。物件自体はとても気に入っていたんですが、別フロアに神経質な方が住んでいて、ちょっと音が鳴ったくらいですぐに大家さんに苦情を入れられていたんです。段々とそれがとても精神的に堪えてきて、それだったら戸建ての家を建てようという選択肢が出てきました」

奥様「うちの場合、愛犬と一緒に暮らしているので、ペット可能な別のマンションへ住まいを移すのが、なかなかハードルが高くて」

ご主人「それで、どうせ建てるなら、僕が昔から憧れていた海辺にしようとなり、そこから土地探しをはじめました」


———この糸島というエリアに決めた理由は何でしょうか。

ご主人「元々、車が好きで、そのうち、趣味で釣りをするようになって、海へと出掛けるようになりました。そうなると段々と欲が出てきて、自分の船があると最高だろうなと思うようになって、思い切って船も購入することになったんです。そういう流れがあって、海の近くに住まいがほしいなと思っていたんですが、人気がある糸島エリアに固執していたわけでもなくて。今、船を預けているのが姪浜なので、できれば糸島方面が良いなというくらいだったんです。

ただ、なかなか良い場所に土地がなくって。エリアを広げて福津方面まで検討してみたんですが、それでも見つからず。困っていたら、タイミングよくこの土地が見つかりました。糸島に船が置けたら良いんですが、こちらも停泊の空きがなく、そのまま姪浜に置かせてもらっています」

奥様「夫は田舎暮らしが好きで、私はできれば都会に住みたいという思いがあって。この場所なら天神方面へ向かうにしてもそれほど時間は掛かりませんし、距離感が気に入っています」



———糸島でのイエづくり。SAI建築社を選ばれたポイントは。

ご主人「この土地は本当に目の前に海があって、最高のロケーションです。ここ以上はないなという感じで、即決しました。この土地のポテンシャルを最大限に生かせるような建築会社を探していく中で、当初は別のメーカーさんで話を進めていましたが、ちょっと僕たちの考えているイメージ通りにできるか、全然想像ができなくて。

それで、SAIさんに相談させてもらいました。SAIさんといえば、やっぱり二丈にあるモデルハウスが象徴的で、海の専門というくらいの強いイメージがあって。実際に打ち合わせを重ねる中で、海沿いにイエを建てるにあたってのノウハウが本当に豊富で、安心してお任せできました」

 

 

土地の制約を
メリットへと変える。

———イエづくりのポイントは。

ご主人「気に入った土地ではあったんですが、建築にまつわる制約があって。土地の境界部分から5m四方、内側で建てないといけなかったんです。本当は平屋に憧れていたんですが、1フロアだけで十分な広さが確保できないとわかり、それで2F建てのプランに切り替えました。その点においても、SAIさんは柔軟に対応してくださり、助かりましたよ。

奥様「結果として5m以内という制約がメリットになるような提案をしてもらえました」

ご主人「1Fと2F、それぞれに設けたデッキスペースですね。このデッキのおかげで、日々の暮らしがとても豊かになりましたから。あとはどうせ建物が建てられないので、緑を増やそうと思い、芝生も敷いてもらっています。とても今のイエのスタイルが気に入っているんですが、それに伴って外工費用が予想以上に掛かって、家具などは後回しになってしまいましたね。まあ、のんびり揃えていこうかなと思っています」


———それにしてもデッキスペースはかなり広めですね。

奥様「贅沢な造りになっていますよね。2Fのデッキはプライベートなくつろぎの場所として、1Fのほうは友人たちと集まった時に気兼ねなく利用できるオープンな場所というように、使い分けができるのが良いかなと思っています」

ご主人「この地域の特徴で、住居が集中していなくて、実際に僕らの家の真隣にも住居がなく、お隣の方のイエまでかなり離れています。例えばちょっと音楽を大きめに鳴らしてBBQをデッキでしても問題ないのが嬉しいですね。昔から友人を呼んで集まるのが好きだったので。以前のマンションでは騒音に敏感な方が住んでいたこともあって、とても気を遣っていました。そういうストレスが無くなったので、心が軽くなりましたよ」
 


 

———ご友人が集まった際にも喜ばれそうなイエになったのですね。

奥様「このイエ自体のコンセプトが非日常なんです。夫婦で共働きということもあり、イエは仕事と切り離した存在にしたいなと思っていました。私たち夫婦もそうですが、訪れた友人たちにとってもそんな非日常が感じられるイエにしたいなと考えました」

ご主人「友人たちがこのイエを目指してやって来る時、必然的に海を見ながら向かってくることになります。その道中もこのイエへのプロローグというか。非日常の始まりのような感覚なんです。自然と、心がウキウキするんですよね、海を眺めながら目的地に向かっていると。そういう意味でも、本当にこのロケーションは気に入っています」



———デッキスペース以外にもこだわりが詰まっていますよね。

奥様「やっぱり広い窓でしょうか。窓越しに見える海の景色が満喫できるような、解放感は間取りを検討する際に、意識してもらいました。イエを建てること自体が嬉しくって。それだけでも十分だったんですが、いざ建て始めると、要望が増えていきましたね」

ご主人「この広い窓のおかげで、季節の移り変わりは以前の住まいの時よりも感じられるようになりましたね。昼はもちろん、特に朝晩、季節を感じます。あとは風の通りが最高で、ふうっと抜ける風が涼しく、心地良いんです」


奥様「ここで暮らし始めて1年くらいが経ちますが、思ったよりも冬が暖かかったのには驚きました。断熱が効いているからだと思うんですが、海辺だからもっと寒いと思っていたので、とても嬉しいですね」




———玄関から入ると、一瞬、平屋のように感じます。

ご主人「そういう風に感じられるのは、きっと階段の位置でしょうね。階段がリビングのど真ん中や玄関のあたりにあると、すぐに2F建てだと認識されると思うんですが、いろいろ間取りを考える中で、最終的に階段をリビングの一番奥に設けてもらったんです。元々は限られた面積を効率よく使うために、一番、空間の制約にならない奥にしようという話だったんですよ。でも、リビングも広くスペースが取れましたし、むしろ良かったですね」
 




 

海と上手に付き合えば
暮らしはノンストレス。

———イエの気に入っているところを教えてください。

ご主人「開放的な玄関にしたかったんですが、LDKが丸見えになるのにはちょっと抵抗があったので、目隠しのために壁を入れてもらっています。その壁にちょうど収まる暖炉風に見えるスチーム照明を設置していて、夜は特に幻想的な雰囲気になるんです」




 

ご主人「あとはLDKの空間と階段との調和のため、階段の下段をそのままテレビボードと繋げてもらっています。一体感がありますし、見た目にスマートなので、これもすごく気に入っていますね」


奥様「テレビといえば、テレビと違った楽しみ方ができるかなと思って取り付けてもらったプロジェクターも正解でした。キッチンに立つと海、テレビ側を向いて料理できるような造りなので、今まで以上にキッチン作業が楽しめています。先日は夫婦でYouTubeをプロジェクターで流しながら、カラオケしましたよ。そういうゆっくりした時間が充実しているのが最高ですね」
 



ご主人「この辺りは周りに明るい電灯なんかもないので、夜はとても星がきれいなんです。ごろりとデッキに寝そべって星を眺めるというのもこのイエならではの格別な楽しみですね。遠く離れた唐津の花火大会がデッキから見えたのには驚きました。空気も澄んでいるんですかね。あとは細かなところですが、ドアや壁に味がでるように、目地を入れてもらっています。小さなところにもこだわれたおかげで大満足なイエになりました」


———新しいイエになって日々の生活がとても潤っているようですね。

奥様「元々、2Fには水回りを置かない予定でしたが、愛犬のためにシャワーとトイレを設置してもらって。これがないと毎回、1Fまでトイレに行かないといけなかったので、日々の暮らしに本当にストレスがありません」



ご主人「外壁も塩害対策がしっかり考えられていて、潮風が強い日の後でも、水でさっと流すだけで、維持できるのは助かっています。こういう日々のことにストレスが掛からないのは、SAIさんのおかげですね。趣味の釣りも出掛けやすくなりましたし、このイエでの暮らしを堪能していこうと思います」



 

House Producer

新築事業部 営業
赤瀬 忠弘

N様との最初の出会いは2020年10月、ここから土地探しがスタートしました。海が見えるをテーマにいくつも検討していきながら現在の土地に行きつき、結果、完成まで丸2年掛かりました。海際立地を活かした間取り検討の設計打合せは同席させて頂いて楽しかったことを覚えています。N様のお住まい造りのお手伝いが出来て大変光栄に思います。今後もお付き合いのほど、宜しくお願い申し上げます。

 

今回取材させていただいた
N様邸写真は
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ヌードルライター山田がススメる
今月の一杯

元祖糸島ラーメン 銅鑼 周船寺店

糸島ならではの食材を
ボリューム満点なちゃんぽんで!

福岡のラーメンといえば、白濁スープのとんこつラーメン。ただ、一言でとんこつラーメンといっても、店の数だけ個性があります。この「元祖糸島ラーメン 銅鑼(どら)」は、西区野方に店を構える「ラーメン処 西谷屋(さいたにや)」の姉妹店です。西谷屋は福岡随一の濃度を誇るこってりとんこつスープを売りにしていますが、この「銅鑼」は店のある糸島エリアをテーマに、本店とはひと味違ったラーメンを提供しています。



例えば、醤油は糸島の「北伊醤油」、塩にはミネラル豊富な「またいちの塩」、といったように、糸島が誇る自慢の食材を随所に取り入れています。豚骨ラーメンから醤油ベースの中華そば、そして塩ラーメンが揃う中、個人的におすすめしたいのが、ちゃんぽんです。ちゃんぽんといえば、肉、野菜、海鮮が一度に食べられる麺料理。糸島ならではの食材の恩恵が、この一杯なら存分に満喫できます。





「伊都の豚」の骨を10時間以上かけて煮出し、その旨味を閉じ込めた力強いとんこつスープに、豚肉や海鮮、野菜からのエキスが加わり、後を引く味わいに。具沢山なので、この一杯で十分に満足できる内容になっていますよ。



この店ではセットメニューも充実。大ぶりな唐揚げ、食欲をそそるチャーハンなどを組み合わせれば、満足度はさらにアップ。

【住所】福岡市西区周船寺3-19-11
   ※福岡市西区今宿駅前1-3-18にも姉妹店があります
【電話】092-983-7817
【営業】11:00~21:00
【店休】不定
【P】あり

 

山田祐一郎(KIJI ヌードルライター)

1978年生まれ。2003年よりライターとしてのキャリアをスタート。現在は日本で唯一(本人調べ)のヌードルライターとして、雑誌、ウェブマガジン、書籍などの原稿執筆に携わる。毎日新聞での麺コラムつるつる道をゆく」をはじめ、連載多数。webマガジン「その一杯が食べたくて」は1日最高13,000アクセスを記録したことも。著書「うどんのはなし 福岡」「ヌードルライター秘蔵の一杯 福岡」。2017年スマホアプリ KIJI NOODLE SEARCHをリリース。未知なる麺との出会いを求め、近年では国内のみならず海外にも足を運ぶ。2019年より製麺所を営んでいた父の跡を継ぎ、「山田製麺」の代表に。執筆活動と並行し、製麺にも取り組む。

 

 

4コマ漫画
レッツゴーサイクル

ラブラドール犬のサイクルと建築士のケンちゃんが
繰り広げる微笑ましい暮らしぶりをお楽しみください。


【Kanac 】プロフィール
イラストレーター。Web漫画を描いたりwebサイトを作ったりしています。
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